金沢 冬の旅
その3
2000年3月12日
あくる日は福井まで足をのばして
永平寺にいってみることにしました。
永平寺というのは禅宗の厳しいお寺で
樹齢７００年をこえる杉並木にかこまれて７０あまりの堂宇が甍（いらか）をならべ
塵一つない回廊が巡る境内を凛とした空気と格式が漂っている
とまあそういうところと聞いています。
ともかくＪＲのポスターをみて前から行ってみたかったのでした。
永平寺には金沢からまず福井にでて
そこから京福電鉄にのりかえて行きます。
なんだかよくわからないけど恐竜の書いてある電車です。
◇
駅前で名物のおそばをたべてお昼にしました。
永平寺までは駅からすぐです。
さて、どうもひとがおおいなぁと思ったら
この日は永平寺マラソン大会の当日。
しかも永平寺の入り口前がスタート地点で
いままさにスタートの号砲が鳴らんとしているところでした。
参加者のなかにはお寺の雲水（若い修行僧）のひともまじっています。
修行僧といえば粥とかしか食べてないのにマラソンなんて
さすが鍛えられていると感心しました。
さてさっそくお寺の中を拝観させていただきましょう。
永平寺は斜面に建てられたたくさんの建物からなっていて
それらが長い回廊でつながれています。
上の写真はちょうど山門の部分ですね。
写真のまんなかあたりに
お母さんと子どもがちっちゃく写ってますがわかりますか？
永平寺には３００人ほどの雲水（修行僧）が生活をともにしていて
日夜、修行をされています。
これらの回廊も塵一つないぴかぴかに磨いてあるのです。
基本的にどこでも写真をとっていいことになっていますが
修行僧のひとたちをメインの被写体として撮影することは
いけないということ（失礼だから）なので
写真は必然的に回廊が多くなっちゃいます。
ちなみに窓の外はこんな感じ
まだ雪がいっぱいあります。
この日は日曜日だったので参拝の観光客も多くて
凛とはりつめた空気はちょっと味わうことができませんでしたが
冬の永平寺はやはりすばらしくて
いつかこんど平日のゆっくりした時間に
またぜひ訪れたいと思いました。
◇
さてそろそろ帰る時間です。
金沢も福井もとってもすてきなところですよ。
みなさまもぜひ機会がありましたら
行ってみられるとたのしいと思います。
さいごまでごらんいただきまして
ありがとうございました。
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