散歩レポート

「佃島・月島・晴海で大満足」

その5
　
月島の歴史をしらべてみると
月島は明治時代の埋め立てられた比較的新しい土地で
元は「築島」と呼ばれていたそうです。
その後、東京の月見の新名所という意味を込めて「月島」と名前を変えました。
　
隣町である佃に幕府の造船所を起源とする
石川島播磨重工があったため
終戦直後にかけて
月島は町工場が建ち並ぶ工場労働者の街として栄えました。

当時の西仲通り商店街は生活品をあつかう商店や
娯楽施設が建ち並ぶ労働者向けの商店街だったようです。
　
月島は、対岸の聖路加国際病院が爆撃対象から外されたため
戦時中も全く焼けることがなかったため
いまも戦前の街の姿が残る貴重な地区となっています。
　
この地にいまのようなもんじゃ屋さんが
できはじめたのは1970年ごろで
その後店の数はどんどん増えて
いまのような街になりました。
　
　

　
というわけで月島橋をわたって
月島をあとに晴海にむかって歩きます。
　
◇

月島橋をわたると清澄通りと晴海通りが
交わる勝どき2丁目交差点です。
　
あたらしくできた大江戸線の勝どき駅があります。

　　
 

晴海通りは銀座から晴海までを結ぶ通りです。
このあたりは隅田川と網の目のような運河にはさまれた
橋の多い地区です。
　
遠くに隅田川にかかる勝鬨橋がみえます。
　
　　

勝鬨橋は中央が可動式のアーチ橋で
かつては大きな船が通るときに開閉していました。
　
昭和45年、試験的に開閉されたのを最後に
現在は閉じたままになっています。　

隅田川にかかる多くの橋のなかで
いちばん人気のある橋のひとつです。
　
◇
　
隅田川にかかる橋をまわる散歩コースは
また別の機会にご紹介することにして
　
今回は晴海通りを勝鬨橋とは反対の方向に曲がって
晴海埠頭をめざします。

　
 
　
目の前に大きなビルができていました。
　
ここは2001年4月にオープン予定の
トリトンスクエア
です。
　
44階建てのオフィスビル
50階建ての高層住宅
商業施設などが
84800平方メートルの敷地に建ち並ぶ
巨大な街になるそうです。　

こんなのできてるなんて
知りませんでした。
　
◇
　
トリトンスクエアを左に眺めながら
黎明橋をわたります。

　
 
　
　
この橋をわたると晴海埠頭です。
　
◇
　
あとは埠頭のさきっちょにある
旅客船ターミナルまでずんずん歩きます。


　
道をあるいていたら
おっきな木の実が落ちてました。
　

　
　ドリアンの子供みたいなの。
　
これって何の木の実ですか？
ご存知の方教えてください。
　
◇
　
ちなみにこの実がなってる木は
こんな木でした。


　
◇
　
晴海埠頭は東京港の交際貿易を支える
巨大な倉庫が建ちならぶ倉庫の街でもあります。
　
主に食品の倉庫が並んでいます。


　
そしてこの地にはかつて
1959年から1996年まで
見本市の会場がありました。
　
　　
そのころはコンピュータショウやデータショウ
といった巨大展示会が全盛の時代で
これらの展示会にあわせてメーカーは新製品を発表し
　
当時中学、高校生だったわたしは
毎年目をかがやかせてここに来ていました。
　
いまは、東京ビックサイトや幕張メッセといった
見本市会場が新設されそちらにうつってしまいましたが
見本市自体もなんだかちょっと昔の輝きを失った感じもしますね。
人出は多いんだけど…。
　
◇
　
かつての見本市会場は撤去され
広大な更地になっていました。
　
そして、メイン会場のドームがあったあたりは
いまは巨大な車の店になってました。


　　
◇
　
海がちかくなってきました。
　
旅客ターミナルに向かって歩いていくと
左に大きな船が泊まっていました。
　
形からしてどうやら軍艦のようです。
　
◇

写真を撮ろうと思って近づいてみると
なんとラッキーなことに今日は艦内一般公開の日
のようです。


　
こりゃラッキー。
　
軍艦に乗るのははじめてです。
　
写真撮ったらつかまっちゃうかな？

　
アメリカ海軍旗艦BlueRidgeに潜入せよ
その6につづく